2010年11月13日
剪定開始

一昨日あたりから剪定を始めました。
つい先日までウチの畑にはまだ葡萄がなっていました。なので、順序としては最後の消毒ですが、当果樹園ではこれは行っていません。というよりも低農薬に勤めていますので、減農薬栽培の基準のその地域ので行っている防除の5割削減ですが、これはもう当たり前の基準として取り組んでいます。ですが、品種によっては難しい物もあるので減農薬とは謳えない現実があります。
当果樹園は基本的に5割削減ですが品種によっては7割削減もありますし、3割しか削減できていないのもあります。JGAP導入を見据えての取り組みです。
その理由としては有機質肥料による土壌の健全化によって、モグラを生態系の頂点としたヒエラルキーを圃場の土壌で形成し、多くの生物が健全に生息している環境を作り出すことによって、樹を病害虫に耐えうる丈夫な状態にし、結果、防除を必要としないのです。
でも、化学肥料も農薬も否定はしません。人間だってそうであるようにインフルエンザワクチンが必要であったり、風邪引いたときなど抗生物質を投与したりと、一生のウチに医者いらずという人はいるでしょうか?皆無だと思います。樹も同じで全く必要としないというのは難しいです。
病気が流行ったときは人間で言うワクチン接種を。栄養失調になったら点滴というように、樹にもそれぞれ化学肥料や農薬は必要不可欠です。過剰は言語道断ですが。
それに、現代の農薬ははっきり言って毒性が極めて弱いです。殺虫剤の表記であっても虫も殺せません。消毒後にしっかり虫が生息しています。気休めでしかないのもあります。
有機肥料の方が殺虫性が高い場合もあります。それにどこから有機栽培という基準も??が農水省のガイドラインでの記述もありますしね。結構有機栽培と認められている消毒があります。
消費者の方々も有機栽培と無農薬栽培だけを鵜呑みにしないで、安心という意味で信頼の置ける農家から野菜や果物を買う方向へと向かうのが良いと思います。実際、動いていますね。
来月はJGAPの講習会あるけどどうしよう。
詳しくはホームページにて♪ただ今リニューアル中です。
