2012年04月29日
草刈りからスタート

今年もいよいよ農繁期がやってきます。
収穫が終わって礼肥して、剪定して、誘引して、苗木を作って、棚補修して、苗の定植してここまで来ました。
ですが、まだまだ本格的な忙しさではないです。
草も今すぐに刈らなくても良いですしね。最初の芽かきに間に合えば問題無いですから。
草刈りをすると色々と目に付くことがあります。畑の中でも誘引のし忘れとか剪定の残しとか。そして草の種類で土壌の状態もある程度把握できます。
スギナが多いと土が痩せていると言いますし、葉物が多いと窒素過多、花が咲くとリン酸が足りている等々。草花の状態である程度把握できます。
そして肥料の撒きムラも時々あるのも発見できます。なるべくというか全面散布をしていますが、どうしてもムラが出来てしまいます。そういう所は明らかに草の生え方が違います。
こうやって乗用草刈り機で畑一面を回ると色々な発見があって面白いです。
詳しくはホームページにて♪

2012年04月20日
長野県農業青年の集まり

先日、PALネットながの総会に出席してきました。この集まりは長野県の農業青年のあつまりで20〜30代中心で、私なんかは既にお年寄りのグループに入ってしまうほど若さに溢れています。
何年か前から入会はしているのですが、集まりに一度も参加したことがなかったので今回こそはと思い参加しました。
今回の総会ではJGAP協会事務局長の武田さんの講演がありました。
JGAPはまだまだ認知度は低いもののいずれ主流になるだろうと睨んでいます。しかし、消費者の方が先行して広まっていますが、農家の間では広まっていないのが実情ですね。農業という旧態依然とした考えが未だに残っているのでJGAPの考えというのはすぐには広まりにくいでしょうね。特にこういった田舎では。
ただ、JGAP認証はどんどん増えてきているのでいずれはEUのようになるのかな?とも思います。
私はJGAP協会の会員で指導員の資格も持っていますので、自らが全ての圃場で取得して広める役をして行かなければと思います。全ての圃場での認証はかなり難しいですが、出来ることから一つずつクリアして数年かけてでも認証取得したいですね。
これと併せて有機JAS認証もできればいいですね。そういう目標もあるので身近の認証は一切取得していません。ですので、traceabilityをキチンとして常に最高のquality assuranceをしていかなければなりませんね。
いずれJGAPは当たり前にやらなければならないことだという認識を、それぞれの農家が持つようになれば日本の食はもっと良くなると思います。
詳しくはホームページにて♪

2012年04月11日
粗皮削り?樹皮剥き?

地域によって呼び名が違う作業名は幾つもあります。
この粗皮削りもそんな一つですね。この辺りでは皮剥きという名前で通っていますが、多くは粗皮削りでしょうね。樹皮剥きや樹皮剥ぎという名称も通用しますが。
この作業は古くなって浮いてきている樹皮を剥く作業です。冬の間、古い樹皮の下で越冬している害虫を駆除するのが目的ですが、同時に住処をも奪い、防除がかかりやすくなります。これによって害虫によるリスクを軽減します。
樹皮の下で越冬している害虫で代表的なのはクビアカスカシバですね。この害虫は成虫になると蜂そっくりの外見に羽音までそっくりときているので近くに来るとびくっとします。
蜂そっくりなだけならいいのですが、この虫は葡萄の樹を食害してしまいます。それも幹の周りをぐるっと一周するようにです。そうすると食害された先は壊死してしまうこともあります。
この虫一匹で葡萄の樹一本駄目になることもあるので葡萄農家にとっては憎き敵です。
詳しくはホームページにて♪

2012年04月09日
募集します

農繁期に農業体験のボランティアや週末だけのボラバイト等を受け入れます。
気軽に農業体験をしてみたいという希望が度々あるので今年から受け入れることにしたので募集します。葡萄がどんな風に育っていくのか?葡萄の作業はどんな感じなのか?等体験したいという希望は以前から頂いていました。
今までは受け入れ体勢が整っていなかったのと、家族だけの小さい果樹園なので人足を必要としてなかったというのもあります。
しかし、そうもいっていられなくなりました。農業体験をしてみたい方がいるのに受け入れないのはただの怠慢でしかないと思い始めました。
体験ボランティアはゆる〜い感じで受け入れます。好きな時間に来て作業して帰って貰うという感じです。さすがに1時間程度では体験にもならないので3~5時間程度は作業することになるかと思います。
ボラバイトは宿泊施設が整っていないので宿泊型はいけ入れられないので、通える範囲の方限定で募集します。
こちらもゆる〜い感じになります。
詳細はHPからお問い合わせ下さい。

2012年04月05日
数日前の炭焼き

今頃になっておもて日記にアップの「炭焼き」です。
毎年恒例で3月中に終わらせてしまう我が家の行事です。というより畑の行事です。
この炭は母屋の掘りごたつ用の燃料として使われる他、畑へ撒きます。この土壌への還元が微生物の住処となるなど葡萄にとっては良いことずくめです。
主な成分は炭素ですが、そこに微量要素としてカリウム、カルシウム、マンガン等が含まれています。必要十分な量では無いですが、肥料の効きを良くしてくれたりと相乗効果が期待できます。
昔は枝の処分にと炭焼きにして、行き場がないので畑に撒いたという程度だったのかもしれません。
そんな炭焼きですが、昨今の放射能のことで若干のセシウムなど心配されます。ですが、当地域からは検出はされていませんので問題ないと思います。
詳しくはホームページにて♪
