2017年11月26日
2017年有り難う御座いました
今更ながら2017年の収穫が終わり発送も殆ど終えたのでご報告します。
今年度も上ノ原果樹園の葡萄を購入して頂き、誠に有り難う御座いました。
毎年のリピーターや新規等々、沢山の御客様に支えられて今年度もほぼ終えることが出来ました。毎年の一行事のようにとらえて下されば幸いですね。葡萄など所謂旬のものはその年その年の気候で見た目や味に変化はあります。それらはその年の気候を表していて「今年の夏は暑かったなぁ」とか「今年の春はいつまでも寒くて・・・」「今年は雪があまり降っていなかったなぁ」等、それら全てを旬のものは体現して皆様の口に入ります。
さて今年の葡萄はどうだったかと言えば、冷夏ともいえる夏で熟期が例年よりも遅れて、春先の天候により小粒傾向で夏場の雨が多く病気が多かった等見た目や味にそんなことを体現していたかと思います。一粒の葡萄にはそういった一年の物語が詰まっているので自然の壮大さがありますね。
更に細かく言うと夏は蚊が異常に少なかったです。そのため蚊対策を怠っても作業が出来たのが良かったです。蚊に刺され体質な私には快適この上ない気候でしたね。
そんな変なストーリーもあります。
今年はそんな事柄もあったために新規の御客様にはこういう農園なんだと思って接して頂けたかもしれませんが、リピーターの御客様には大変お待たせしたり、品種が非常に少なくなってしまいがっかりさせたかもしれません。これもひとえに今年の気候があります。例年ですと9月5日といえばシャインマスカットが収穫始めるのに今年は10日になってようやく。それも選びに選んで収穫でした。理由は夏場の日照量が例年の6割以下といいうことでなかなか味が乗ってこなかったのが遅くなった原因です。
そして赤系と巨峰が病気により沢山の品種が全滅してしまったために品種数が少なくがっかりされたのではないでしょうか。
こんなことがあって注文されてから1〜3週間もお待たせしましました。そのお待たせしている間にも嬉しいことに注文が入るものですからすぐに売り切れという事態に陥りました(今年はこれまで以上のご注文を頂き深く感謝致します)。これは農園の規模によるものですので改善は難しいです。どうしても納得したものしか販売しないというポリシーですので数は限ります。そのあたりはご容赦願います。
来年以降は品種構成を変えてみたり、栽培方法も見直します。それで100%改善できるわけではありません。それでも100%に近づけるように年単位で改善に向けて試行錯誤していきます。
そんな中でも今年の葡萄では当園で一番で出来の良かったのがあります。それはナガノパープルです。私が今までやってきてこんな良い年は滅多にないと思うほどの出来で今までの管理手法が、実を結んだ年でもありました。もう一つの主力シャインマスカットというと普通でした。特に良くも悪くもなく普通です。こう思えるのが一番良いのですが・・・
言い訳ばかりのブログになってしまいましたがひとまず2017シーズンは終わりを告げます。すでに2018シーズンは動いています。土作りから始まり、葡萄の出来を8割決める剪定が始まっています。剪定8割ですから一番重要な作業です。すでに2018年の木作りが始まっている葡萄です。こうご期待下さい。
詳しくはホームページにて♪
Posted by なるちゃん at 12:38│Comments(0)
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