2009年03月05日
長野地域ぶどう生産振興研修会

今日はオリンピック会場ビッグハットお隣にある若里市民文化ホールへ「長野地域ぶどう生産振興研修会」へ行って来ました。
シャインマスカット誕生の研究所の研究員の方、名古屋青果部長さん、長野県果樹試験場の研究員の方それぞれのお話を聞きました。
シャインマスカットやナガノパープルについてはこれまで ボクが受けてきた講習会や果樹試験場での講習会などで聞いてきた内容の復習みたいな物だったので目新しい物ではなかったですが、名古屋市場のお話が一番印象に残りました。
やはり景気の影響で消費の冷え込みに有りながら伸びている果物があることや消費者に受け入れられやすい傾向のものなど色々と現場ならではの声を聞けて今後の参考になりました。
品種云々よりも食べやすい大きさなども問題になるのでこれからの栽培に取り入れていかなければなりません。
ナガノパープルについては市場では500グラム前後を要望されていますが試験場の試験結果では450グラムを超えると食味、食感、見た目など劣る傾向があるので作り手としては450グラムを超えるのは難しいという結論でした。
そして全体の傾向として大粒品種がやはり求められているようです。大きさは600グラムを上限とする感じみたいですね。
ただ、巨峰やピオーネなどの二大品種に限っては大型化は赤熟れなどで食味、食感、見た目など全てに於いて劣るので巨峰とピオーネに限っては2Lないし、Lクラスの房重が求められているのでしょうね。
儲かるという理由で不味くなりがちな3Lクラスを作ると産地や葡萄そのものの信頼をそこねることになるので産地一帯で取り組む必要があると思います。
これまで3Lクラスを作って売るという一部の農家が多いために産地の評判を落とすこともしばしばあるのでこういったことがないのでブランド化が必須だと思われます。
「さかき」ブランドを広めるためには良質で美味しい葡萄ではないといけないと思うので良質で美味しい条件の一つとして3Lクラスの物は「さかき」ブランドを冠することができないといったような締め出しのような方策も必要だと思います。
「さかき」ブランドを冠することが出来る条件をグラム、品種といったようにハードルを高く設定してブランド価値を高めるように農協で取り組んでくれることを切に願います。
一応、上層部には話してありますが・・・
詳しくはホームページにて♪

Posted by なるちゃん at 22:25│Comments(0)
│おべんきょう
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