2009年06月19日
ようやく摘粒
昨日より、ようやく種なし巨峰の摘粒に入りました。
この摘粒作業は房作り作業の中でも最も重要だと思います。ここで最終的な房の大きさと形が作られます。
収穫時の房の形や大きさを予想して一つ一つ摘粒鋏で5〜9ミリほどの粒を綺麗に切って取り除いていきます。
全体のバランスを考え、握り房と言われるギュッと締まった房型にするために取りすぎず、かといって付けすぎずに粒を抜き全体で30〜35粒にします。
摘粒前の房には40〜60コほどの粒が6、7センチほどの小さい房に5〜9ミリほどの粒が付いています。
この作業は初めての人に「はい、どうぞ」と言って出来るほど簡単なものではないです。
やはり、講習会などで教えて貰ったり、経験して出来るようになる作業です。
この房作りの作業で肩落とし、房切り、摘房、摘粒の作業でここ坂城町の葡萄農家の技術が他の産地の農家に比べ秀でているのでマイスターとも呼ばれています。
確かにこの作業は一朝一夕で出来るものではないです。
でも、数をこなせば出来るようになると思います。
ボクも毎年、1ヘクタール以上の圃場でこれらの作業を何千、何万という数の房作りをしているので自然と出来るようになりました。
その点では恵まれている環境ではあります。
町の中でも比較的に大規模な葡萄圃場を持っているのでそれが可能だったわけです。
まだ始まったばかりの摘粒作業。これがあと2、3週間ほど続きます。
詳しくはホームページにて♪

Posted by なるちゃん at 22:33│Comments(0)
│作業日記
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