2011年04月09日

環境に優しい農業?

環境に優しい農業?
環境に優しい農業が叫ばれ、取り組まれている方が多い昨今、自分自身取り組んでいる中で疑問点をあげます。

ある雑誌の記事で読んだことですが、草刈りについて。

乗用でもビーバーでも草刈りするとそれだけガソリンを使う。それも結構な量。ここから排出されるCO2はかなり大きな量です。

それを3回草刈りやるところを2回だけにして、後の一回を除草剤一回使うとどうか?
CO2は削減されるが、除草剤という農薬を使うことになります。

除草剤は土壌に有害な物質を送り込むのが従来の定説。しかし、最近のアミノ酸系除草剤は草にだけ照準を合わせ、草を枯らす。仮にその薬液が土壌に流出したとしても、それは土壌の微生物により3日〜3週間程度で分解される。逆に言うと土壌を活性化される成分を持っていると。土壌が痩せるどころか肥える。

従来信じられた事と違うので少々戸惑いました。

確かに、アミノ酸系の分子構造を見ると有害な物質の発生が極めて少なく、土壌中のバクテリアの餌となる糖、アミノ酸やビタミンなどしかない。それが炭酸ガス、水、アンモニア、硝酸塩、リン酸などに分解され、無機物となり土を肥やす。

この分子の動きをみたら納得できました。
分子構造と分子の働きで一目瞭然です。

除草剤の散布は現在認められていない果樹や野菜。しかし、逆に使った方が環境に優しいんじゃないか?とも思います。

だけど、使わない方向でいかないと環境に優しくないという。でも、使うと乗用草刈り機や日ビーバーを使うので結果的にCO2の排出に繋がっていく。

これも非常に環境に負荷をかけることになります。

そうかといって草を放ったらかしにするのはどうかと思います。また、鎌で刈ると言う方法もありますが、人件費だけかかってコスト高になってしまう弊害があります。

除草という点だけでも国や県が進める「環境に優しい農業」の基準をもう一度見直す必要がありますね。
ほかにも肥料や消毒でも矛盾点は幾つもあります。
無農薬栽培の野菜や果樹もアレルギー反応を起こすタンパク質を多く作ってしまう研究結果も発表されているので、全ての農作物についての基準というのを従来の枠にはめて考えるのをやめて、一般消費者は自分自身でガイドラインを作って信頼の置ける農家を見つけるのが最良だと思います。
詳しくはホームページにて♪
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Posted by なるちゃん at 00:51│Comments(2)思うこと
この記事へのコメント
すごく勉強になりました。

これを震災の話しと一緒に考えていいのかわかりませんが、今の日本、全てにおいて、そういうレベルで、考えて復興する時だと思います。
Posted by ろっきー at 2011年04月09日 03:12
雑誌の記事を私の持っている知識を付け足したので恐縮ですが、復興というか復活と考えてアクションを起こしていくのが個人的には近道だと思っています。
Posted by なるちゃんなるちゃん at 2011年04月10日 00:26
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