2020年07月23日
一つの目処

農繁期の一つのステージが終わりました。袋かけまでのステージが終わると夏期剪定など夏の管理に入ります。この圃場はシャインだけの単一圃場ですので夏期剪定も含めて全て終わりました。これであとは防除と草刈りに時々の管理など入ります。今年はどうなるかは今の段階ではまだ分かりません。ただ、ここまで梅雨が長引いていることで水分量が例年に比べて異常に多いんです。それも尋常じゃなく。梅雨が明けても今度は突然のゲリラ豪雨や台風などまだまだ予測不能なことがあって不安いっぱいです。
今年はコロナ渦で販売戦略が立てられないというのもあって先行きがあまりにも不透明です。飲食店向けは厳しいですし、個人向けも所謂嗜好品に対する支出は控えめとくれば・・・
小売店は?というと仲卸では冷蔵庫に日々やってくる各地からの農産物で飽和状態。小売店も同じように冷蔵庫に飽和状態。シャインバブルもそろそろ?という憶測もありますし厳しい状況です。冷蔵物は自前でお歳暮に出来る状況になっている小売店もあると聞きますので農家がわざわざ冷蔵庫で保存しなくても良いという恐ろしいことがおきるみたいで。
どちらにしても冷蔵庫は農家以外でも可能とくれば加温ハウスしか農家直売での隙間ができないのでは?と思います。
今年はどうなるでしょうね。
詳しくはホームページにて♪
2020年04月13日
重みで

桜が満開で畑の作業中でも桜が視界に入ってきてちょっとしたお花見気分で杉花粉の辛さを紛らわせてくれる今日この頃。
花粉が酷くなって喘息とクシャミの併発でちょっと食料品買い出しでも周りの目が気になっている小心者なのでビクビクしちゃいます。
前置きが長くなりましたが先代のモモちゃんがいつも警戒態勢に入るときに上っていた樹が根元より折れたようです。なんだか一つの時代が終わったのか、モモちゃんが「もう忘れて良いよ」と言っているのかセンチメンタルな気分になりましたね。しかし、折れても尚、綺麗な花が咲き誇って桜並木にあってこの花は一際目立つ咲き方です。
上信越道坂城PAからも確認できるほど桜並木は綺麗ですよ。その中にあって一本だけ白く咲き誇っているこの樹も割と目立ちます。機会があったらPAより眺めては如何でしょうか?
詳しくはホームページにて♪
2020年04月04日
ありゃりゃ

前回のブログでうら日記とおもて日記の区別をつけずになんとなくつらつらとブログを書いていたらどっちか分からなくなり、Facebookでは上ノ原果樹園ページにて。ブログはうら日記。転載しているおもて日記にも。
こうなってくるとどっちがどっちだか全く分からなくなって・・・
なので取りあえず今回はおもて日記から更新をば。
畑の南側にある沢沿いの桜並木もちらほらと咲き始めて気によっては7分咲き程度まで咲いてきました。こうなってくると葡萄の発芽間近です。今年こそは無事にいきますようにと神頼みしていますがどうなることでしょう?
ただし、このような陽気だとすんなりいくように思えないです。防除歴を組み立ててつつ今年の予測をしていますが、おそらく予測通りにはならないでしょうから。3パターンくらい予測します。それでも外れるでしょうね。その時その時の行き当たりばったりになってしまうのが近年の天候不順です。昔からの経験と智慧がどこまで役に立つのか分からないです。
そして無事に収穫を迎えてもコロナ騒動。夏までに少し落ち着いてくれると良いのですが、このまま行くと農業も立ちゆかなくなります。作っても売れないと言う事態になりますね。今でもスーパーの売り場を見ると野菜や冷凍食品、保存食品などは売れ行き好調どころか品切れもあったりします。しかし、果物に目を向けると・・・普段よりも残っている印象です。
葡萄を栽培している農家から見ても果物って無くても生きていかれる作物ですからお金が無いときは買わないという選択肢が入ってきます。少し余裕があれば買いますけど、余裕が無ければ買いません。そう思っています。
先行き不透明ですが今は目の前の作業を最善の方策を持ってこなしていくだけです。
詳しくはホームページにて♪
2020年03月31日
有り難い締め切り延長

昨今のコロナウイルスの影響で確定申告が1ヶ月伸びたのは有り難かったです。おかげで他の作業も出来たり、元来のんびり屋の私には1ヶ月では足りない時間が2ヶ月という倍の時間があったので余裕を持って取り組めました。
お陰様で本日提出に至りました。
今年度は昨年に税務調査を経験したのが大きかったです。今年は来ないだろうという思い込みもありますが、それよりもあやふやな数字というを潰されたので今回からは不透明な数字はないどころか、今まで数値化しなかった物まで数値化して無駄な物をあぶり出せたのが大きいですね。調査官からのお勧めもあって今回からはブログ画像のソフトにしました。
税務署では人が少ない!このウイルス騒動の影響たるや凄まじい物がありますね。我が家もその影響で3月いっぱいは子供達が毎日家にいました。夫婦二人だったらどうでもいい昼食も子供がいるとそうも行かず毎日献立を考えてせっせと作っていました。
給食は偉大ですね。毎日子供達が楽しみにしている時間であると同時にその期待を裏切らない味にバリエーション。家だと期待を裏切ることがしょっちゅうです。あれが食べたかったとかあれ食べたい等々・・・
それが給食はそれを裏切ることなく毎日違う献立。つくづく凄いなぁ。
学校が無いことによって子供達の運動不足が心配でしたが毎日犬の散歩に庭にあるバスケゴールのおかげで運動不足どころか運動過多になりそうな勢いでした。
それもあと数日で終わるのかな?と思っていますが、この状況は油断ならないのでもしかしたら再度休校なんてことになりそうで。
詳しくはホームページはここ。
2019年10月11日
良い感じの食べ頃葡萄達
台風
台風接近に伴い嵐の前の静けさで平和な日中です。台風が来るからと全て収穫という訳にはならずに畑に葡萄はそのままです。売る予定のないものは収穫できないのと収穫してもそれだけ全て収納するような冷蔵庫も持っていませんので。こういうときって必要かも?と思いますがあまり必要としてこなかったこれまでのシーズンですので今シーズンもおそらく買わないでしょう。
畑には今か今かと収穫されるのを待っている葡萄達が沢山ぶら下がっています。今年は不遇の年周りで。今年はって言うことないですね。毎年毎年やってくる天候不順に悩まされていますから。今年は巨峰の色つきが悪いです。紫っぽいです。味は本当に申し分ないのですがこればかりは・・・
主力のシャインも樹によっては旨味が足りないのがあったりと。糖度は写真にもあるように申し分ないです。こんなのばかりですがどうももう一押しという旨味が足りないのがあります。そういうのはもうちょっと畑で頑張って貰って旨味が出てきてから収穫ですが。
旨味って困るんですよ。甘い甘いだけではどうにもならないんです。甘いだけでは美味しいにはならないと「うら日記」にも書きましたがこればかりは人の感覚によるところが大きいです。
葡萄もようやく本格シーズンらしく色々な食べ頃迎える品種が出そろってきています。シーズン最初は最初らしい品種が出そろいますが葡萄の本格シーズンって当園では10月頃からだと思います。もっと言えば9月下旬からですね。パープルが終わる頃が一番美味しくなるのだと思っています。どの品種も
「美味い」と言って頂ける様になります。実際、この頃になると御客様からお便りが届いたりして皆さん満足して頂いているようで嬉しい限りです。「果肉に締まりがあって美味しい」とか「こんな美味しい70年生きてきて始めて」とか本当に嬉しい限りですね。
こんな言葉ばかりに甘えてはいけないので次のシーズンの心配はしています。既に肥料のレシピを考えていたり次の一手を考えています。
どうぞ乞うご期待!
詳しくはホームページにて♪

台風接近に伴い嵐の前の静けさで平和な日中です。台風が来るからと全て収穫という訳にはならずに畑に葡萄はそのままです。売る予定のないものは収穫できないのと収穫してもそれだけ全て収納するような冷蔵庫も持っていませんので。こういうときって必要かも?と思いますがあまり必要としてこなかったこれまでのシーズンですので今シーズンもおそらく買わないでしょう。
畑には今か今かと収穫されるのを待っている葡萄達が沢山ぶら下がっています。今年は不遇の年周りで。今年はって言うことないですね。毎年毎年やってくる天候不順に悩まされていますから。今年は巨峰の色つきが悪いです。紫っぽいです。味は本当に申し分ないのですがこればかりは・・・
主力のシャインも樹によっては旨味が足りないのがあったりと。糖度は写真にもあるように申し分ないです。こんなのばかりですがどうももう一押しという旨味が足りないのがあります。そういうのはもうちょっと畑で頑張って貰って旨味が出てきてから収穫ですが。
旨味って困るんですよ。甘い甘いだけではどうにもならないんです。甘いだけでは美味しいにはならないと「うら日記」にも書きましたがこればかりは人の感覚によるところが大きいです。
葡萄もようやく本格シーズンらしく色々な食べ頃迎える品種が出そろってきています。シーズン最初は最初らしい品種が出そろいますが葡萄の本格シーズンって当園では10月頃からだと思います。もっと言えば9月下旬からですね。パープルが終わる頃が一番美味しくなるのだと思っています。どの品種も
「美味い」と言って頂ける様になります。実際、この頃になると御客様からお便りが届いたりして皆さん満足して頂いているようで嬉しい限りです。「果肉に締まりがあって美味しい」とか「こんな美味しい70年生きてきて始めて」とか本当に嬉しい限りですね。
こんな言葉ばかりに甘えてはいけないので次のシーズンの心配はしています。既に肥料のレシピを考えていたり次の一手を考えています。
どうぞ乞うご期待!
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2019年08月11日
中間のお知らせ?

お待たせしました。いよいよ葡萄の本格シーズン到来です。
例年通り昨年の御客様中心に残暑お見舞いで改めてお知らせ致します。
今年は冷夏予報が出ていたのでそれに併せてというか対処する形で進めてきましたが、梅雨明けからはやはりというか例年通りというか近年の異常気象通りの酷暑で昼夜の気温差が小さい日々になっています。こうなってくると味や色づきに大きく影響してきます。それに対する対処はしてきていますがまだまだ不十分です。ここにきての最高気温は異常ですので夏期剪定も控えめに草刈りとか二番なりとかも色々とコントロールして熟期を狙った時期にいくようにしています。
ただ、梅雨らしい梅雨だったので粒は肥大傾向。大きすぎるかもしれないです。そこはストレスを与えてコントロールしているのである程度は何とかなりそうです。大きいのはどうにもならないですが味の方は例年通りにミネラルたっぷりの凝縮された旨味を引き出す栽培をしています。
ホームページでの注文受付は残暑お見舞いのあとにこのブログかFacebookでお知らせしていきます。今年よりホームページも簡略化してスマホでもストレスなく開けるようになりますのでスマホで簡単に注文できるようになりますよ。
しかし、消費増税に合わせて資材等が値上がりしますので若干の値上げとなることをご了承下さい。
それでは収穫まで今しばらくお待ち下さい。
詳しくはホームページにて♪
2019年02月15日
ジベレリンについて考察と誤解について

巷で騒がれているジベレリンについて私なりの考察と現状や効果について。
数年に一度くらいにどこかの彗星化のように現れては消えと言うようなことを繰り返しているジベレリンの発がん性についてですが、そもそも発がん性って何?ですよね。世間一般では簡単に言うと「摂取すると癌が出来るんでしょ」とこの程度の知識だと思います。私もそんな認識でいます。ただ、すぐに癌になるような食べ物ってスーパーに売っていないですよね。ましてや日常の風景として朝起きてご飯食べて電車に乗って通勤通学、そして働いたり勉強してまたご飯食べて働いたり、勉強して終わったら電車乗って帰宅。そしてご飯食べて・・・というようなルーティンで動いている方が多いと思います。
そんな生活の中で発がん性なるものに接する機会と行ったら食べるのが一番多いのかな?と思います。
本題の食べ物ですが、これに気をつける方って多いと思います。ただ何処まで分かって気をつけているかの違いで随分と違うと思います。
度々話題上る農薬ですが、身近なところではゴキブリなんかに吹きかけるスプレー式の薬品です。これってどう思います?実は一般に畑に散布する物より遙かに強力です。あと夏は蚊が大敵ですよね。これに対抗するためにどんな薬品?って思いますよね。商品名出すわけにはいかなので蚊の殺虫剤成分の入っているスプレー式の物だったり電気を使っての薬品だったり、又は体に吹きかける所謂虫除けもあります。これらの方が実は畑で散布する物より強力だったりします。
更に言えば紫外線。これも発がん性ありですよね。本当に防ぎたいなら全身を覆うようなものを着て外出しないと防げないですね。普通に生活しているだけで放射能は宇宙から降り注いできますからね。放射能と言えばレントゲンも放射能ですね。一度はお世話になる方がいると思います。あれだって立派な放射線です。
話は変わりますがコーヒー飲む方多いと思います。あのカフェインってマウスに摂取すると死んでしまうというデータもあります。量がどの位とか分かりませんがそんなワードは検索すれば出てきます。そういうデータがあるということだけ頭の片隅に置いておいてもらえればと思います。
発がん性について更に身近なところでは白砂糖、ハムやソーセージだってそうです。探せばかなりあります。
表題のジベレリンですが確かに発がん性は認められるようですね。ただしですが、そのまま摂取するとと言う但し書きが必要になってきます。そのままって農家だってまずないです。
多くは25ppmと言う濃度です。ちなみに1ppmは100万分の1ですので0.0001%です。実はこの濃度だけでもかなり発がん性は小さいです。当地ではジベレリン処理を6月頃に二回施して9月から収穫です。これだけの日数があれば更にジベレリンの効果は薄まります。0にはなりませんが限りなく近づきます。
農薬にしてもそうです。多くが1000〜3000倍程度の濃度で散布します。そして収穫前規制が入ってくるので残留農薬は限りなく0に近づいて収穫になります。
無農薬や発がん性を声高に叫ぶ前に身の回りの発がん性に着目して実際に摂取する量はどのくらいか調べると面白いと思いますよ。
本当に騒ぐ方はおそらく食べる物は紫外線に当てずに自ら栽培して、外へ出るときは素肌は一切露出せずに光も蛍光灯や白熱灯以外は使わないで生活しているのだと思います。LEDに代表される液晶テレビやスマホ等も加齢黄斑変性症など失明に至るリスクがあると言いますから。それにLED光線を浴び続けた熱帯魚の背骨がS字に変形したという症例もあるそうです。
今の世の中どこに危険があるのか分かりません。ただ普通に生活しているだけである程度の発がん性物質を含む人体に悪影響を与える物が蔓延しています。それらの影響なしでは私自身生活出来ないと思っています。
個人的には流されるままに生活していきます。体に悪いと世間で騒がれれば調べたい上で吟味しますし、だけど欲求で押さえられないですね。お酒だってコーヒーだって副作用あったって風邪薬飲みますしね。
そういえばジベレリンのついては僅かしかなかったです。
本職のホームページはここ。
2019年01月10日
新年も明けたけど

Facebookでは謹賀新年で挨拶を済ませましたがブログでは今年初の更新です。
昨年は色々とありましたが今年は心機一転挑戦していこうと思っていることもあります。販路は少し目処が立ったところですが、これからはTPPも始まりアメリカとの2国間交渉もあるので農業を取り巻く環境は大きく変わるでしょう。地元に視点を移してみると・・・個人的にはお偉いさんと地元のある農家に脱退を迫られている状況ですので、保険関係はほぼほぼ解約しました。あとは住宅ローンが残っているのでこれだけはいかんともしがたく、申し訳ないですが口座を残して繋がりを持っています。そのうち出入禁止とか言われかねませんが・・・
大方の意見として地域に若手農家はいらないという意見をお持ちの方がいるような閉鎖的地域ですので意見は言いません。というか意見提言質問などで口を開いてはいけないので正解であろうと間違いであろうと口は閉ざします。これは私に限らず、所謂若手農家限定のようです。それも上記の方々の意見です。
今シーズンからは当園のぶどうは都内のフルーツ店や交渉中のところとオンラインショップに飲食店、直売所で全量販売の予定でいます。両親は今まで通りと名義は分かれて販売します。
直売所は私個人の名義になるので「上ノ原果樹園」という商標は使えませんので見つけて下さい。手抜きどころか本気の葡萄です。そのために規模縮小しているのもありますので、省きというのはなくす予定です。そんな物の行き先が今まではありましたが今シーズンからはゼロにします。
従来通りに飲食店向けには最後に聞いた「満足度半端ないねぇ」という言葉を全期間において頂けるような品質と味を追求していきます。
関係者の皆様、今から覚悟しておいてくださいね。今シーズンはこれまでよりも相当良い物が行くと思いますよ。提供する側が説明に困るほど良い物を目指してこちらは全力で栽培していきます。
小粒感否めない物とか出てきますが、極端な大粒のものはこれからはそうはないと思います。味のバランスのみに一点集中で考えています。安全と安心はそこに自ずと着いてきます。
品質とか安全性はもうこれからは声高に言いません。当たり前のことですのでそこは突っ込まないで下さい。
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2018年12月06日
気の緩み?

シーズン終わると毎年のようにというか恒例行事のように体のどこかに不調を来します。腰だったり、内科系で風邪だったり。というかこの2種類のみでしたがこれに新しく今年は気管支喘息と副鼻腔炎がセットになってやってきてここ4週間ぐらい悩まされています。最初はただの風邪だったのですが、これに喘息が絡んでくると・・・どうしようもないですね。元々というか小さい頃に小児喘息でもやしっ子でひょろひょろな子だったので弱いんですよね。
そんなこともあって畑も行かれずほぼ一ヶ月・・・なんという体たらくと申しましょうか、それでも細々と在宅仕事で事務を片付けたり、営業でかけたりと畑作業以外のことばかりしています。田舎ではこういうことしていると遊んでいると言われてしまうのがちと辛いです。売り先考えなくて何も考えずに畑のことばかりで良かった時代が長すぎましたね。これは国の農業政策の賜ですね。ただ作れば大量消費地へ発送されて終わり。
あとは口座にお金が入金されて今年は入ったなあとか今年はぼちぼちかな。とかそんなことで終わりです。確定申告も1社独占の資材ですから計算も楽ちん。
写真のように個人で苗木を買うという発想はあまりないんですよ。というか必要ない。特殊だったり珍しい品種は自己満足にしかならないかもしれないですね。しかし、そこを自己満足で終わらせないでニッチなニーズに応えていこうと思っています。
珍しい!とかこんなのもあるんだ!という声が少なからず確実にあります。なかにはそこから大幅に増えてそれだけを欲しいという取引先が出来たりしますしね。殆どないですが・・・
個人的には赤系品種は難しいです。安定的に出荷出来ないです。毎年必ずという約束が出来なくて。その技術を確立のために色々試行錯誤しましたが決定打はありませんでした。色が着きやすいというのはあっても確実ではないので。
着色は数種類のアントシアニン色素の組成で決まるのですが、DNAに組み込まれている情報量で大体決まります。だけどDNAにそれが弱い場合は・・・
難しいです。
昔から言われていたのは日中に糖が出来て、その糖が夜間に気温が下がったときに色をつけるための栄養素を作って再び日中に気温が上がって光合成で色づいてくると。
要は分かりやすく説明されてきたんですが、細かく分析すると糖の蓄積と光合成にアントシアニンの生成や積算日照温度や日較差など複合的な要因で着色されることは分かってはいるんですよね。論文なども沢山こういった関連のものはありますし、この時代は何でも検索すればヒットします。
だけど・・・やはり決定打はないです。永遠のテーマですね。一つずつ潰しても潰しきれない要因というのが必ず存在して。
頭が禿げ上がるほど悩んでいますが、また文献をあさると袋小路というか沼にはまって別のことを突き詰めたりと更に悩みが出てしまうのが悩みです。
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2018年10月28日
シーズン終盤戦ですが

葡萄シーズンも当園も終盤戦でそろそろ終わりがというところまできています。
当園の選果方法にちょっと。
収穫から丁寧に袋のままコンテナに綺麗に並べています。それを軽トラで家の作業場まで細心の注意を払って運び入れます。
運び入れた葡萄たちは丁寧に袋を破り捨て、房のブルームが採れないように気をつけて痛み果と腐れ果を取って計量。そして見た目・大きさ・色目などでランク分けして重量別に2L3L4Lと分別してクッションを引いたコンテナに丁寧に並べます。この時で既同じ重量だけで3種類ほどに分かれます。
そして箱詰めの際にはさらにコンテナより取り出した房をもう一回吟味します。ここで2回目のチェックが入ってより綺麗な完璧を求めます。
2回目のチェックで合格した物だけが箱詰めされます。この時に個人客と飲食店向けとJA出荷組に分かれていきます。この時点で計量せずともグラム事のクラス分けされているので房数だけ入れれば大体のキロ数に達します。1グラム単位の誤差は出てしまいますが・・・
出荷・発送は重量に細心の注意を払いますので箱に規格の房数が入った時点でもう一度計量します。
最後の計量でJA出荷で5キロ箱だったら風袋込みで1グラム単位の誤差で合格した物だけがJA出荷にします。ただ、箱に詰めて軽トラの荷台に載せる前に仕上がりにチェックします。角度を変えて見ると分かる物や時間の経過で痛み果や腐れ果が出てきますので最後の最後でもう一度表面上のチェックだけはします。
こうして出荷されていきますが、どんなに事細かく見ても、トラックに乗せたときや運んだとき等脱粒一つ。更にリフトで積まれる時点でさらに増えることが予想されます。輸送途中も更に増えます。こんな状態で市場に並んだときにはおそらく1割ぐらいは規格外になるかと思います。あくまでも予測です。しかし、生産者としてその1割をできる限り少なくして市場に並んで貰いたいものです。個人の御客様に運ばれるときも同様です。ヤマトさんにお願いしていますが、丁寧に輸送して頂けていますが、道路の段差やトラックの積み直し等と至る所に危険箇所は存在します。
やはり、最上の状態で御客様の手元に届くことを切に願っています。
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2018年09月14日
絶賛発送中!

今シーズン早くもクイーンニーナ登場です。そして雄宝もお目見えです。
例年よりも20日は早いですよ。品種によっては一ヶ月早い?というのもあります。逆に言うと一月進んでいるのもあると言うことです。
パープルなんて良い例で20日くらい進んでいます。そうするとどうなるか。
痛みが早くなります。この時期に既に糖度が高くなりすぎてのどが痛くなるほどです。酸がもうすっかり抜けきっているのが痛みを早めることになります。
そんな状況ですので今年はどんどん発送しています。昨年は注文頂いてから7〜30日ほど待って頂いていました。一月なんて長過ぎですが、どうしても最良の状態で召し上がって頂きたいのでこうなってしまいます。明らかに不味いというものは送れません。
一番大切にしていることはお手元に届いて箱を開けた時がまさに「食べ頃!」これを心がけています。ですので収穫したときは若干早いです。それが輸送によって時間が経って初めて食べ頃になります。これが最もベストな状態だと思っています。
葡萄は追熟不可の果物ですが、時間の経過によって酸の感じ方が変わります。これが狙いです。酸によって甘味の感じ方が随分と変わります。追熟とは意味合いが違いますが、時間によって酸が変わります。
また冷蔵庫で冷やすことで果肉がしまって食感も変わります。
その辺りは商品を受け取ってからすぐ食べても結構ですが、冷やしてお召し上がり下さい。僅かな手間が美味しくなりますよ。
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2018年09月05日
発送が遅れます

まずは台風21号の被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
当園も例に漏れずそれなりの被害を受けました。関西等西日本の方々に比べればたいしたことは無いです。
畑の被害は想定内の被害状況です。1反歩あたり10〜20房あたり落下しているほかは棚のつっかえ棒といわれる柱が数本倒れてそれの立て直しと散乱したゴミが主な被害ですね。
10〜20房は巨峰が主でシャインも全体で数房。パープルは被害ゼロ。といった感じです。葡萄にかかっている袋が破けて散乱しているのや、傘が外れて散乱しているのでそれの拾い集めが苦労しそうです。これから畑行ってゴミ拾いの続きと柱の立て直しです。柱は倒れたのを起こすのみですのでたいした労力もかかることなく簡単に直せます。面倒なのはゴミ拾いです。散乱もひどいものでまんべんなく散らばっているので中腰で拾い集めないと行けないです。あとはあちこちから飛んできたちょっとしたゴミなど拾い集めるのみです。
今日明日と片付けなので発送は滞ってしまうことを御理解下さい。
ご注文下さった御客様の皆様方申し訳御座いませんが少々遅れてしまいます。
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2018年08月29日
いよいよ発送開始!

お待たせしました。いよいよ発送開始です。
まずは巨峰とパープルの先行販売です。巨峰の糖度が21度越えと甘いものが苦手な私には更に苦手になりそうなくらい極甘です。こんな甘さなのに香りがホント良いんです。なんともいえない巨峰の香りが食欲をそそりますよ。そしてパープル。こちらも高糖度過ぎて甘いもの苦手な私にはキツいものがあります。ただこちらは味のバランスが良いんですよ。酸味と苦味、渋味、旨味が複雑に絡み合って高糖度が上手に引き立てて口いっぱいに香りと共にパープルの甘みが広がる感じが良いんですよ。ジューシーさも格別ですね。特に巨峰はジュースのようなジューシーさは売りではないのですが売りにしようかと思っています。このジュースが口に溢れるような果汁がなんともいえません。
さてさて、今日より第一弾発送ですのでこれから怒濤のように発送ラッシュです。巨峰やパープルご注文の御客様方、届いた先から葡萄祭りになると幸いです。
ただ、厳選ギフトやシャインなどは今週末より第一弾発送になるかと思います。まだまだ不透明ですがこの分だと大丈夫なような気がします。
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2018年08月07日
ここはいつから乾燥地帯?

いったいいつから雨が降っていないのだろう?手帳を見返しても何枚か捲らないと雨の文字が出てこないくらい降っていない砂漠地帯の仲間入りしたいかのような気候になってきている当地です。
前回の台風の時にちょっと降った程度で終わったので小さいバケツ一杯を根元にちょろちょろと水が入った感じですね。これで今度の13号でどうなるでしょうか?予想もつきませんがどうせ降らないだろうと思っています。こんな状況ですので葡萄はさぞや大変なことになっているだろうと思いますが、元々葡萄はカスピ海沿岸部の原産、高温で乾燥はDNAに刻まれているのでしょうか、「1000年の歴史では普通のことでしょ」と葡萄が言っているかのように案外元気に成育しています。こんな天候でも枯れることなく成育しているのは乾燥帯の植物だということを体現しています。しかし、現在の品種はある程度の水分は必要としているのは否めないので主力のナガノパープル始めシャインマスカット含め、全ての品種が粒肥大不足で小粒です。ボリューム不足は明らかなので見た目が寂しいです。
しかし、味の方は十二分にのってきており小さいながらも葡萄ですね。今後の予定ですが天候次第という前提で9月1〜2週目には収穫発送となります。もしかしたらというかこのまま高温状態が続けば更に一週早まる可能性もあります。
注文受付は8月24日を予定しておりますが、時間は不明です。毎年のことながら残暑お見舞いの葉書がお盆にお手元に届くように発送してお知らせしていく予定でいます。
あくまでも天候次第という前提ですが、ここで大雨がきて全滅もあり得ますのでご了承下されば幸いです。
それではもうしばらく葡萄が収穫を迎えるまでお待ち下さい。
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2018年07月10日
二代目襲名?
長らく更新を怠っていたブログ更新に着手しました。
去る3月1日当園の看板犬として葡萄作業のパートナーであり、守り神であったりと活躍してたモモちゃんが永眠しました。
その空白となっていた看板犬のポジションにはこのたび柴犬ではなく甲斐犬の新しい家族「うめちゃん」が加入ることになりました。まだまだ看板犬というポジションは荷が重いので「二代目モモちゃん襲名」は先になりますがぼちぼちと色々と慣れていくことでしょう。
葡萄は毎年のような異常気象というか荒れ放題荒れている好き勝手な天候に悩まされつつもなんとかここまでききたなという感じです。
毎年のことながら何が起こるか分からない天候で順調という言葉は使えないです。あくまでも今のところという前提でまあまあですね。何が良いのか悪いのか判断つけられないです。天候なんてこのままということはないでしょうから、できる限りのことは施してあとは葡萄に任せるという感じです。
施肥から防除体系に至るまで色々と見直しているので今年の葡萄は今までとだいぶ違うと思います。それが良い方なのか悪い方なのかは今のところ分かりませんが、良い方に転ぶように考えに考えた末にやっているので多分大丈夫です。
収穫に入る前にもう一度は更新して情報発信していきたいと思いますのでそれまで。
詳しくはホームページにて♪
2017年11月26日
2017年有り難う御座いました
今更ながら2017年の収穫が終わり発送も殆ど終えたのでご報告します。
今年度も上ノ原果樹園の葡萄を購入して頂き、誠に有り難う御座いました。
毎年のリピーターや新規等々、沢山の御客様に支えられて今年度もほぼ終えることが出来ました。毎年の一行事のようにとらえて下されば幸いですね。葡萄など所謂旬のものはその年その年の気候で見た目や味に変化はあります。それらはその年の気候を表していて「今年の夏は暑かったなぁ」とか「今年の春はいつまでも寒くて・・・」「今年は雪があまり降っていなかったなぁ」等、それら全てを旬のものは体現して皆様の口に入ります。
さて今年の葡萄はどうだったかと言えば、冷夏ともいえる夏で熟期が例年よりも遅れて、春先の天候により小粒傾向で夏場の雨が多く病気が多かった等見た目や味にそんなことを体現していたかと思います。一粒の葡萄にはそういった一年の物語が詰まっているので自然の壮大さがありますね。
更に細かく言うと夏は蚊が異常に少なかったです。そのため蚊対策を怠っても作業が出来たのが良かったです。蚊に刺され体質な私には快適この上ない気候でしたね。
そんな変なストーリーもあります。
今年はそんな事柄もあったために新規の御客様にはこういう農園なんだと思って接して頂けたかもしれませんが、リピーターの御客様には大変お待たせしたり、品種が非常に少なくなってしまいがっかりさせたかもしれません。これもひとえに今年の気候があります。例年ですと9月5日といえばシャインマスカットが収穫始めるのに今年は10日になってようやく。それも選びに選んで収穫でした。理由は夏場の日照量が例年の6割以下といいうことでなかなか味が乗ってこなかったのが遅くなった原因です。
そして赤系と巨峰が病気により沢山の品種が全滅してしまったために品種数が少なくがっかりされたのではないでしょうか。
こんなことがあって注文されてから1〜3週間もお待たせしましました。そのお待たせしている間にも嬉しいことに注文が入るものですからすぐに売り切れという事態に陥りました(今年はこれまで以上のご注文を頂き深く感謝致します)。これは農園の規模によるものですので改善は難しいです。どうしても納得したものしか販売しないというポリシーですので数は限ります。そのあたりはご容赦願います。
来年以降は品種構成を変えてみたり、栽培方法も見直します。それで100%改善できるわけではありません。それでも100%に近づけるように年単位で改善に向けて試行錯誤していきます。
そんな中でも今年の葡萄では当園で一番で出来の良かったのがあります。それはナガノパープルです。私が今までやってきてこんな良い年は滅多にないと思うほどの出来で今までの管理手法が、実を結んだ年でもありました。もう一つの主力シャインマスカットというと普通でした。特に良くも悪くもなく普通です。こう思えるのが一番良いのですが・・・
言い訳ばかりのブログになってしまいましたがひとまず2017シーズンは終わりを告げます。すでに2018シーズンは動いています。土作りから始まり、葡萄の出来を8割決める剪定が始まっています。剪定8割ですから一番重要な作業です。すでに2018年の木作りが始まっている葡萄です。こうご期待下さい。
詳しくはホームページにて♪
2017年10月13日
収穫シーズン折り返し
情報発信を怠りすぎな今日この頃。
ここ数年はブログの更新もねん2,3回とあるのか無いのか分からないレベルにまで堕落していますが、情報発信としてのツールは徐々に復活させようとは思っています。子育てというか末っ子がもう少し大きくなれば時間が僅かでもとれると目論んでいます。
2017葡萄のシーズンも後半戦というか終盤戦に突入な時期にさしかかって当園もご多分に漏れずシャイン以外はほぼ終わりな状態です。
実は、まだまだ巨峰やその他の品種が残っています。ただ注文分がまだ多くあるので足りなくなる事態にならないために大事を取ってここで一旦注文締め切りとなりました。
今日、畑に行って見てきた限りではもしかしたら数量限定か期間限定で「厳選ギフト小」の注文は再開するかもしれません。というよりその公算が高いです。
今シーズンはナガノパープルが空前の大豊作でした。そういうシーズンに限って注文はいまいちです。去年と一昨年はかなり注文が殺到してあまり多くの終了が見込めないやや不作の時でしたので大変でした。
それが今年は打って変わってあまりにも良い出来で惚れ惚れしました。味もやや大味という意見はあったものの個人的には昨シーズンが就農以来一番味の良い年だと思っていたのが更に上を行く今年だと自負しています。シャインは出だしこそ豊作!?と思いましたが普通です。可も無く不可も無く。ただ、今年は全ての品種を小粒になるように心血を注いだので小粒傾向で収量減なシャインです。ボリューム不足が否めなかったです。ただ味は抜群に良いので来年以降もこういう小粒で小房を心がけます。ただ、ボリューム不足すぎな感じはあるのでやや大きめに。
巨峰はというとこれはワーストワンに入る程のものでした。父も今まで生きてきてこんな年は初めてだと落胆しているくらいです。地域的なものでこれはどうも複合的な要素が色々重なってのことなので誰のせいとか気候のせいとか原因は一つではないです。誰かのせいにしないと収まらない農家が多数いますね。
地域的な文化も寄与していて畑に必ず柿など葡萄以外の木を植える傾向がある当地ならではの被害はありますが、これだけじゃなく、灌水とか防除歴など弱点は沢山あります。来年以降の課題山積です。
毎日、ため息が出るような巨峰ですが巨峰も含めて毎日全国津々浦々に発送されている当園の葡萄たち。生産者の思いとは裏腹にそれぞれの生活シーンに彩りを加えていることだと思います。
短い残りのシーズンですが一人でも多くの方に当園の葡萄を召し上がって頂き、秋の味覚を味わって頂きたいです。
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2017年04月11日
農閑期も終わりに近づき

今年は例年通り?というのか単なる異常気象の続きか分かりませんが水揚げが所謂いつもの年と同じくらいの時期でした。昨年までは3月下旬でしたが今年は4月になってからという遅さ。冬は雪も多く寒く感じたシーズンでした。気象データでは暖かい年なんでしょうが体感ではいつもの年より寒く感じました。
そんな年回りなのでおそらくここからの成育もそれほど進んだ感じにはならないと思います。今日は肌寒い陽気で当地は雨ですが、同じ長野県内でも積雪の地域もあったようです。南北に細長く東西も山脈があって天気が4つに分類される県なので気候の違いは当たり前と言えば当たり前ですが、雪の降る地域があるのは驚きですね。
でも、この寒さですから不思議はないですが。
この冬のような陽気に戻ってまた暑くなっての繰り返しで春本番となって夏に切り替わるのですが、この季節の移り変わりと日較差で美味しい果物に代表される良い農産物が収穫できる土地柄です。
ここ5,6年は難しい年回りでしたがベテラン農家さんに言わせると誰でも良いブドウが作れる楽な年だったという意見もあります。私はそうは思えないですが、何十年とブドウを作っている方からすればそういう意見になるのかなぁと思います。まあ、余計なことしたから失敗とも思えますが、決して簡単ではなかったと思います。
例年という年回りになれば腕と経験だけが勝負とも聞きました。全てのベテラン農家さんが仰っていたわけではないですが、齢80過ぎの年寄りの戯れ言で片付けたいですね。これ以上難しい年になったらと思うとぞっとします。が、それでもキチンと良いブドウを作ることが農家だと思っていますので天候は言い訳にはしたくないですね。
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2016年12月14日
雪降ったら休んで晴れたら仕事

農閑期に入ってからというもの仕事に対するモチベーションはかなり低下しています。急いでやる仕事がなくなったので雨や雪が降ったら休み。あとはあまりにも気温が低いときは気温が上がってから仕事をしているような状態です。言い訳がましいですが、ー5℃では厳しかったので−1℃くらいから畑に行きました。それでも氷は溶けない気温体ですので土は凍っています。
そういう気温の時に藁はカット出来ないのでマイナスの時は剪定をぼちぼちとしています。その剪定も座って上を見上げて樹の状態を見てから切ります。ですので、座って見る行為が本当に寒いです。がたがた震えながら見ているので冷静な判断が出来ているか分かりません。
そんないい加減な気分も入るような農閑期は農家はのんびりと仕事しています。
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2016年11月07日
有り難う御座いました2016

事後報告になりますが11月3日を持ちまして今期の収穫が終わりました。
収穫が終わっても写真にあるようなシャインマスカットは冷蔵庫に入っている冷蔵保存のものがこれから発送になります。
冷蔵シャインは栽培方法を一から見直して冷蔵に耐えうる元気さを持ち合わせていながらも、これまで以上に安心安全というものに重きを置き栽培しました。今年のデータでひとまず成功を確認した後には来年以降すべての圃場へ拡大しようと画策もしています。
冷蔵するにあたり温度帯もさることながら葡萄そのものが丈夫で元気でないとなりません。当園にはデータそのものが欠落しているので諸先輩方のデータに頼ってみました。ジベ処理も関係するみたいですし、濃度とかいろいろあるようです。
単にフレッシュキャップのみも考えましたがそれだけだと不十分なようで、方々でいろいろ伺いました。
一口に冷蔵と言っても難しいですね。
今年は今までの最悪の年で離農も考えました。毎年前の年と同じことはいないようにルーティンワークにならないようにと実行していますが、大きく変えた3年前よりも今年は更に大きく変えました。失敗に終わった事柄も多く、データとして蓄積しています。
まだまだ天候には勝てないと反省仕切りです。天候を克服してこその農業だと思っていますので天候は言い訳にはなりません。未熟な技術なだけです。
それでもこんな当園でもいろいろと不手際はありますが、お買い上げ下さった御客様方には改めまして、今年も葡萄をお買い上げ下さいまして誠に有り難う御座いました。
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