2009年06月04日
緑枝接ぎ

緑枝接ぎをしました。
この時期、葡萄は房作りで寝る間も惜しんでという程、忙しくこんなことやっていられないのですが、日々新品種が生まれる葡萄はこういうことでもして品種更新しないと葡萄農家は生き残っていかれません。
ですので、忙しい日々でも気分転換という意味合いもあって接ぎ木などします。写真のは完成形ではないですが、こんな感じで付けたい品種を今ある更新しても差し支えない品種の新梢に接ぎます。
接いだら専用のテープでまいて接着させます。そこで、完成なのですがテープをまいてしまうとどうやって接いでいるのか分かりづらいのでテープをまく前の写真を撮りました。
この緑枝接ぎは時期的に房作りをしている花が咲く時期と落花するあたりまでの短い期間なので逃すわけにはいきません。忙しいを言い訳にしていたら時代遅れになってしまいますから。
ただし、これも注意しないといけません。現在は種苗法で取り締まれているので人から貰った穂木や拾った穂木、登録前の穂木などは違反なので取り締まりの対象となります。
対象外となるのは自分で買った苗木から取る穂木のみです。
このあたりさえ、気をつければ捕まることも罰金も払うこともありません。
色々と面倒なことばかりですが一本の苗木から10数本の穂木が翌年にはとれるので一気に新品種へ更新も可能な技術なのでこれは農家に限らずオススメです。
詳しくはホームページにて♪
